大変だね

みなさまこんにちは。伊藤です。

 

今日の「人を傷つけない対話」テーマは「大変だね」です。なんとなく結末はお分かりかもしれませんが、これについて一緒に考えてゆきましょう。

 

皆さんがこの「大変だね」という言葉を発するときはどのような時でしょうか。

相手が、「私は法職目指しているから大学に夜九時まで残っているんだ」「僕は家から大学が遠いから二時間半かけて通っているんだ」「家庭の関係でトリプルバイトしなければならないんだ」

などなど、相手にとって決して楽、楽しいとはいいがたいことを言ったときに、思わず「大変だね」と言ってしまうのではないでしょうか。

 

でも、「大変だね」と言われた方はいったいどう思うでしょうか。

大変なことは相手自身薄々気づいているでしょう。それなのに「大変だね」と言われることで、本当に相手自身の大変さを肯定してしまい、やるせなさを感じさせてしまい、究極的には相手を傷つけてしまうかもしれません。

 

あるいは、相手はその苦労をものともしていませんかもしれません。先の例でいうと、自分は法曹になりたいがため一生懸命勉強している場合などです。それなのに「大変だね」と言ってしまうことで、努力に水を差してしまうことにもなりかねません。

 

本日はここまでにいたします。お読みくださりありがとうございました。次回のテーマは「誰でもできる、簡単じゃん!」です。乞うご期待!

 

【今日の振り返り】

・「大変だね」という言葉は、相手の大変さを肯定してしまうのでNG!!!