学部は何ですか?

みなさまこんにちは。伊藤です。今日のこのテーマに入る前に、前回のブログにスペルミスがございました。Heartのスペルが誤っておりました。慎んでお詫び申し上げます。

 

さてさて、今回の「人を傷つけない対話」のテーマは「学部は何ですか?」です。これについて一緒に考えていきましょう。

 

「えっ?この言葉は別に失礼じゃないじゃん!?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。そのような方は大変素晴らしいです。その方は行きたい大学に進み、自分の学びたい学部で学び、充実した学部生活を送られているのでしょう。素晴らしいです。十分誇れるべきことだと思います。

 

ただ一方で、大学というものは、必ずしも行きたい大学・学部に進めた人だけではありません。望む大学に進めなかった方、入学時に興味があった学部の興味が現在は失せた方、抽選で希望する学科に落ちた方などもいます。

 

特に今回私が注視したいのは学部です。前述のとおり、入学時は興味があったがしばらくして興味が移った方、親の意向で行かせられた方、などなど、人によっては所属する学部を快く思っていないかもしれません。そのような方に(迂闊に?)「学部は何ですか?」と尋ねることは少なからずその方に不快感を与えると私は思います。学部によってあたかもその人の人間性まで勘違いさせられる場合も少なからずあります(経済学部生は拝金主義者?など?)。私はこれを「学部による人間性拘束」と呼んでいます。

 

ではどうすればよいか。「大学で何を学ばれていますか?」私はこれを使うようにしています。これは所属する学部に幻滅している方にも、独学で何か興味のある別なことを勉強している方にもとても効果的です。自信をもって「これを学んでいます!」と答え(させ?)れるからです。

 

大学とは自分で学ぶところです。学部で学ぶことなどたかが知れていると私は思います。

 

今日はここまでにします。お読みくださりありがとうございました。次回のテーマは「誰もがそう思うこと」について考えてゆきましょう。乞うご期待!

 

【今日の振り返り】

・行きたい学部に進めなかった人や現在の学部には興味が失せた方に「学部は何ですか?」と尋ねることは、少なからず不快感を与える。

・「何を学ばれていますか?」は上記の方のみならず独学している人にも効果的。

・大学とは自分で学ぶところ。